【豊田市足助町】ミニマリスト旅行記

ミニマリスト旅行記・足助編

 

ミニマリストとなり、モノを買わない生活を続け、浮いたお金で旅に出る。

これぞ、ミニマリストの醍醐味。

第一回目の旅先(一人旅)に選んだのは、愛知県豊田市の足助町です。

足助は、古くから「塩の道」と呼ばれ、街道として盛んだった宿場町。

なぜ数ある行き先の中で足助を選んだのかというと、足助なら「日本の夏」をどっぷり堪能できそうだったから。

私は、古き良き日本の夏にとても飢えていたのでした。

実は足助は、私が高校生の頃から大好きな街で、山や川の風景が美しく、古い街並みは趣きがあり、素敵なお店も点在する街。

そして人ごみが苦手ということもあり、メジャーすぎないところがポイント。

足助で一人、自由気ままに日本の夏を堪能したい。

こんなわけで、2022年7月24日-25日に、豊田市足助町へ一人旅に出たのでした。

 

ミニマリスト旅の10の心得

まず旅の紹介の前に、私のミニマリスト旅のコツを共有します。

  • 1.行き先はニッチでもいい。誰が何と言おうと自分の行きたい場所へ行く。
  • 2.計画は欲張らず、ミニマルに。
  • 3.早めのチェックインでのんびり。
  • 4.部屋でテレビは付けない。
  • 5.スマホもできるだけ触らない。
  • 6.部屋から見える景色にどっぷり浸かる。
  • 7.お土産は買わない。(買うなら消えモノ)
  • 8.早寝早起き。
  • 9.本を一冊持っていく。
  • 10.ぼーっとする時間を作る。

これらを意識するだけで、非日常感満載+とても豊かな時間を過ごせます。

日常で慌ただしい人ほどおすすめ。

目標は、「時間に余白を持つことで、自由にのんびりと過ごす」。

言わずもがな、荷物は最小限です。

ではでは、早速1日目からスタートします。

 

足助旅 1日目

自宅から高速を飛ばして約3時間、昼ごろに足助到着です。

猛暑の中、ほっとする日本の夏景色がお出迎え。


古い街並みに、風鈴の音色。

これぞ、求めていた風景。

早速腹ごしらえに、大好きな「ろじうらのバンバン堂」(カフェ)さんへお邪魔します。


ろじバンさんの入り口に鎮座する土雛。
足助にはたくさんの土雛が飾られています。


お玄関は、骨董品や土雛、アンティーク家具などでノスタルジックな空気感。


ランプも椅子もテーブルも全てが可愛い。たまらない。


焼チーズキーマカレー(1,100円)。
目にも楽しく、カレーもコクがあって味わい深い。
野菜もすごく美味しい。
このほか、バターチキンカレーがあったかな。


ろじバンさんの会計伝票の裏側。
こういう演出がニクイ。

カレーの他に本格果汁かき氷や手作りケーキなどもありますが、この後の予定を考えて泣く泣く断念。
外は猛暑で誰も歩いていないのに、店内はほぼ満席でした。

 


お店を出て、古い街並みを散策。
アサヒビールのお洒落な建物と鳥居がまたステキ。
暑すぎて、誰も歩いていない。


こちらは地蔵堂。
抱くと願いを叶えてくださる「だき地蔵」と、痛いところと同じ部分をさすると治してくださる「おびんずるさん」がいらっしゃるのだそう。


「足助牛乳」のまるちゃん。
かつてはカメラマン岩合光昭さんに撮影され、雑誌の表紙になっていた看板お猫様。
気持ちよさそうに昼寝してた。
(そしてやっぱり誰も歩いてない)


足助で有名な「マンリン書店」さん。
本だけでなく、雑貨や洋服なども揃っている楽しいお店です。
10年前にマンリンさんで買った服は今も大事に着ている。


「マンリン書店」の奥は、お蔵を改造した「蔵の中ギャラリー」。
ギャラリーとカフェが併設された素敵な空間が広がる。


「蔵の中ギャラリー」のカフェスペース。
お蔵の中がこんな風になってるなんて!?
吹き抜けに音楽が響き、思わず時間を忘れる。


香り高いアイスコーヒー。
外が猛暑なので、本当に天国だった。
ギャラリー見学+1ドリンクで600円。
手作りのケーキもあるそう。
(ギャラリーは撮影禁止でしたが、幻想的で素敵です)


マンリン書店の脇には、美しい「マンリン小径」。
蔵が4棟、50mほど続く道で、ここも有名な撮影スポット。

古い街並みを満喫していたら、いつの間にかチェックインの時間に。

街並みを離れて、今夜の宿へ。

 


今夜の宿は、「百年草」さん。
百年草の館内には
・ソーセージやハムを販売する「ZIZI工房」
・ベーカリーの「バーバラはうす」
・レストラン「楓」
などがあり、どちらも本当に美味しいのです。


チェックイン前に、「ZIZI工房」でフランク200円を。
個人的にはこれまで食べたソーセージの中で一番美味しい。


15:00チェックイン。
2階部分の一棟まるっと自分の部屋なので、別荘気分が味わえる。


泊まった部屋は1〜3人用。
窓が多く自然光が入るかわいいお部屋。


窓からは川と足助城が見えた。


手漉き紙の毛筆のメッセージカード。
手が込みすぎていて恐縮…。


汗をたくさんかいたので、すぐにお風呂へ。
お湯は、古くから足助の人が大切に守り続けてきた「中之御所鉱泉」。
温泉ではないと書かれているけれど、とてもよく温まる。


お風呂上がりはバルコニーで「キリンレモン」!最高!

今回の旅のお供(本)はこちら。

Amazon.co.jp: ホームレス女子大生川を下る: inミシシッピ川 : 佐藤 ジョアナ玲子: 本
Amazon.co.jp: ホームレス女子大生川を下る: inミシシッピ川 : 佐藤 ジョアナ玲子: 本

ホームレスになった女子大生が、必要最低限のモノを積み込んで、カヤックでミシシッピ川を下る実話。
まさにミニマリストの極みで、ものすごく刺激を受けた。
「工夫すればなんとかなるさ」と、人間の持つ可能性を教えてくれる一冊。

 


読書の合間に、夕陽を見ながらのんびりと散歩。
ああ、時間がたっぷりあるって素晴らしい。


夕食は、館内の「バーバラはうす」で買ったパンをお部屋でかじりつつまた読書。
刻一刻と変わる景色を眺めて、ヒグラシの声を全身で聞きながら。

本をのんびり読んだり、今後の人生についてや、今この瞬間の幸せを噛み締めながら、早寝する。

 

足助旅 2日目

一人旅は早寝早起きが鉄則。

なぜなら、ヒマだから。

早起きのご褒美は、雄大な朝焼け。


5:50ごろ。
すっぴんのまま、朝食前に紅葉で有名な「香嵐渓」まで散策。
百年草からは徒歩30分ほど。


街が活動する前。
おばあちゃんが声をかけてくださる。
ワクワク、嬉しくなる。


「香嵐渓」の入り口。
ユニークなポージングの羅漢様たちが出迎えてくれる。かわいい。


香嵐渓で有名な「待月橋」。
紅葉の時期は交通整理があるほど混む。


香嵐渓の中の「香積寺」の山門。
厳かで爽やかな風が吹き抜ける、大好きな場所。


紫陽花のお飾りにきゅんとする。


「香積寺」本堂。
大好きな足助の街が、この後の時代にも発展しますように、と祈る。


帰り道の古い街並みで。
「翁媼」の土雛がいい表情だったのでパチリ。
こういう表情で歳を重ねたいなあ。


雛たちが巣でぎゅうぎゅう詰め。
みんな我の強そうな、いい顔してた。
巣立ちももうすぐかな。


宿へ戻り朝食を。
館内の「ZIZI工房」のベーコンやソーセージを使った朝食。
とても美味しかった。


朝食後のコーヒーでまったり。
川の流れを眺めながら。

 

このあと実家(愛知県内)へ帰省したため、旅は午前中で終了。

自分とじっくり向き合い、好きなように過ごせたせいか、1泊2日の短い旅とは思えないほど充実した旅となりました。

 

 

旅のまとめ

足助には他にも「足助神社」「お釜稲荷」「三州足助屋敷」「足助城」など、昔話にまつわる観光スポットが多くあります。

が、如何せん計画がミニマルなため、いわゆる情報ブログを期待した方にとっては期待外れの内容だったかもしれません。

ミニマリスト旅行記では、「時間に余裕を持つことで、好きなようにのんびりと過ごす良さ」を伝えられたらいいなと思っています。

これからもちょくちょく旅行記を重ねていきますので、お付き合いいただけたら嬉しいです。

最後に、撮影・掲載許可を下さった「百年草」様、「ろじうらのバンバン堂」様、「マンリン書店」様。
素晴らしい空間と時間を本当にありがとうございました。

 

 

 

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